小児科 すこやかアレルギークリニック

病院からのお知らせ

病院からのお知らせ

3月の勉強会のお知らせ
2008/02/28
2月の勉強会は食物アレルギーを中心に、アレルギーの最新情報のお話させて頂きました。

「ぜんそく」も「アトピー」もお話ししたいことが山ほどあるのですが、ここ最近は就学時に学校に提出する「食物アレルギー診断書」の記載を求められることが多く、食物アレルギーの正しい知識を学びたいという親御さんも多いことと思いますので、3月22日14時よりまたまた食物アレルギーネタをお話ししたいと思います。これも新潟県の患者さん達に少しでも食物アレルギーを正しく理解して頂くためです。他の分野を期待されていた方には申し訳なく思います。

いくら専門分野とはいえ準備に結構手間がかかるので、本当は時間を充分取れるように29日にしようと思ったのですが(笑)、春休みで「気道過敏性試験」の予約を入れてしまったので、22日と決めさせて頂きました。私を信用して上越から柏崎の病院まで何年も通院してくれた子が、ぜんそくの症状が安定しましたので、薬を止めていいか判断する検査を行うのです。発作を誘発する薬を吸入という形で「負荷」する点で“食物負荷試験”と共通していることはお話ししましたよね。そろそろ薬を止めていい時期になっているのですが、EBMに基づき客観的に“発作の起こしにくさ”を評価しようとお母さんと相談して決めたのです。私も自信を持って「ぜんそく治療から卒業だね」と言ってあげられるよう、いい結果が出ることを期待しています。

さて、22日の勉強会の話に戻りますが、福岡の私の恩師の先生が2008年1月に食物アレルギーの本を出されました。私が研修させて頂いた時に、栄養士さんは栄養指導や負荷試験のサポートなど、テキパキと食物アレルギーの患者さんに対応されていました。一般的には栄養士さんと言っても、食物アレルギーの特別な教育を受けている訳ではないそうで、恩師がいろいろと指導されて、超がつく重症な食物アレルギーの患者さんに対し、「チーム医療」ができるようになったと伺っています。先月発売された本は、福岡の病院の食物アレルギーにかかわるスタッフの皆さんが総力を結集して書き上げたものです。日本を代表する食物アレルギーの専門施設としてのノウハウが満載です。重症な食物アレルギーの患者さんには「バイブル」になる得ると思います。私も恩師の下で学ばせて頂いた一人として、この本の内容に沿って「食物アレルギー」の解説をしたいと思います。ただし、ボリュームがあるため何回かに分けなければならないと思います。

開院して、お陰様でまもなく半年になります。患者さん一人一人に熱く説明していると、毎日がクタクタになってしまいます。楽をしようと思えば、これまでの講演してきたスライドは何百枚かありますので、その中から話せばいいだけのことです。しかし、少しでも新しいことを吸収したいと思えば、弱い自分を奮い立たせて自らも勉強しなければなりません(汗)。患者さんのためにもなりますし、自分のスキルアップにもなります。これから構想を練って新しいスライド作りに着手したいと思います。

県内で食物アレルギーの勉強会を行っているのは、当院だけだと思います。県内の食物アレルギー医療のレベルアップを図るためには、私のやっていることは取るに足りない動きかもしれませんが、何もしないよりはましだし、“いつかはきっと変えてやる”という希望は持っています。暖かくなってきて、参加者が更に増えそうな気配もあります。一人でも多く集まって、理解を深めて頂けるよう企業努力に励みたいと思っています。

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