7月の勉強会は、「アトピー性皮膚炎」についてお話ししようと思います。7月19日に14時からを予定しています。 アトピー性皮膚炎は、比較的身近な病気ですが、当院にかかる患者さんの中には診断が的確になされていないケースも少なくありません。アトピー性皮膚炎には、皮膚の炎症を抑える治療が有効とされていますが、診断がついていないせいか、症状を抑えるのに充分でない薬が選択されている患者さんもいらっしゃいます。 治療に関して、特にステロイドに対する理解の不十分さに起因すると思われる治療不足も多くみられます。要は患者さんが薬の塗り方を手加減してしまう場合もあるのです。本来なら、小児科医がこの辺をキチンと説明して、患者さんが安心して治療に取り組めるように努力すべきなのですが、なかなかそうはいかないようです。 日常生活についても、石鹸の使用の是非も議論になります。プール後の処置もどうすべきかもお話ししないといけません。年長児においても、いまだに食事の影響を考え過ぎるきらいがあります。アレルギー検査をより重んじてしまい、他の悪化要因を見落としているケースも多いと思います。アトピーは、ありふれているのに、意外と知られていない病気と言えるでしょう。 今回は、アトピー性皮膚炎の生活指導を中心にお話をさせて頂こうと思っております。ご興味のある方は、是非ご参加下さい。 |
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