小児科 すこやかアレルギークリニック

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ストップできない!?
2018/03/10
昨日、アレルギーマーチの話をしました。

アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、ぜんそく、アレルギー性鼻炎とアレルギーの病気が次々と出てくる状況を指します。

以前は、アレルギーの体質があるんだから、あれもこれも単に合併しているだけという捉え方だったのですが、今では、アトピー性皮膚炎の元凶くらいの状況になっています。

つまり、アトピー性皮膚炎の湿疹部分から食べ物が入り込むと食物アレルギー、ダニ、ホコリが入ってぜんそく、アレルギー性鼻炎が出てくるという感じです。詳しい調査で、食物アレルギーにアトピー性皮膚炎が先行することも分かってきています。

アトピー性皮膚炎があっても、食物アレルギーではない患者さんもいます。発症する、しないの差はよく分かりません。ただ、アトピー性皮膚炎がひどければ、かなりの確率で食物アレルギーを発症しますので、知らないで少しずつ食べさせているうちに食物アレルギーが治ってしまっていたというケースはかなりありそうだと感じています。

いずれにしても、湿疹から食べ物やダニ、ホコリが入って、アレルギー疾患を発症するなら、その湿疹を治療してしまい、食べ物やダニを入らなくしてしまえって、誰でも思いますよね?。実行に移さないアレルギー専門医が多いことに、驚きを隠せません。当院では1年以上前から、診療に取り入れています。

アトピー性皮膚炎を早期に見つけ治療して、卵のアレルギー採血がクラス0を維持したいのですが、残念なことに上がってくる人もいます。

こんな対応をやっているのは、県内では私くらいしかいないのかなと思っています。県内各地から大勢の患者さんを「アレルギー発症を予防するんだ」という想いで診ています。

患者さんの経過観察をしていて、気付くのは咳の出やすい子と出にくいことに分かれてくること。最初は咳止め、痰きりを処方しますが、段々効かなくなります。多分、ぜんそくが出てきているんでしょう。

こういう患者さんは、まだ0歳児も多く、1歳を過ぎる子もいますが、鼻水が出やすいんですね。アレルギー性鼻炎も出てきているでしょう。

昨日、皮膚科の雑誌のタイトルが「ストップ・ザ・マーチ」であると書きました。私は恐るべし、アレルギーマーチだと考えており、なかなかストップできないと感じています。

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