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最近気づいたこと
2018/04/13
昨日、ぜんそくについて書きました。

ぜんそくを持つお子さんがゼーゼー、ヒューヒューすれば、ぜんそく発作を起こしたと気づくはずですが、それでもなお“風邪”とか“気管支炎”という小児科医もおり、すごい実力だと思わざるを得ません。

ただ、ゼーゼーを繰り返しており、ぜんそくと診断されている患者さんが、軽い症状を起こした時、それを“風邪”と診断する小児科医はとても多いと感じています。

要は、重い発作を起こせば、痰の分泌も多く、強くゼーゼー言ったり、呼吸困難を起こしますが、痰の分泌が少ないと、ゼーゼー言わなかったり、呼吸しづらいということはなくなります。ただ、咳が続くという感じです。

これもぜんそくの症状なのですが、これを“風邪”と言ってしまう小児科医は、かなりの数にのぼると思います。当然、風邪ではないので“風邪薬”は効かないのです。

その患者さんの「咳」を注意深く問診すれば、違いは分かるはずですが、ゼーゼー言わなければ、ぜんそく発作ではないと考えている頭の固い小児科医が多いので、とても残念なことです。よく言う、医者だけ儲かって、患者さんは通うメリットは何ひとつないということになってしまいます。

それだと、ぜんそくを早期発見・早期治療するということは難しいでしょうね。

タイトルの、“最近気づいたこと”というのは、アトピー性皮膚炎を早期に見つけ、食物アレルギーを予防したいと考えて、取り組んでいるのですが、そういった赤ちゃんのアトピー性皮膚炎の経過を診ていく中で、痰絡みの咳を繰り返す子と、そうでない子にキレイに分かれるように感じています。

そういう子は、ぜんそくに傾いていくと考えており、実際にぜんそくと診断を確定している0歳児もいます。

一般的に、ぜんそく児の7割にアレルギー性鼻炎を合併すると言われています。確かにぜんそく治療中のお子さんのほとんどは、アレルギー性鼻炎症状を繰り返すようです。そういう目でみると、0歳児でぜんそくの気が出てきていると考えている患者さんは、既に鼻水も出やすいようです。

アレルギーの病気がいろいろ出てくる状況を、「アレルギーマーチ」と言います。0歳時にアトピー性皮膚炎と食物アレルギーを発症に、1歳頃にぜんそくを発症してきて、小学校に上がる頃にアレルギー性鼻炎も合併するようになると言われていました。

その鼻炎の発症のタイミングは、もっと早いのでは?と考える専門家も出てきています。私は、アレルギー性鼻炎も早いと0歳頃にその気が出てきているようだと思っています。

間違いないかは、多くの人数を集めた研究が必要になると思いますが、アレルギーは医師も含め、皆が思うよりももっと早く発症しているように感じています。

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