小児科 すこやかアレルギークリニック

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帰還しました
2018/04/21
いや、強行軍でした。

朝、飛行機で新潟空港を発ち、夜には戻ってきました。福岡滞在時間は何と8時間ほど。

しかも、朝8時15分の飛行機に乗るところ、空港に着いたのが不覚にも8時過ぎ。乗り遅れるかということろを、何と乗れました(汗)。肝を冷やしました。

小児科学会の会場に行き、ポスター発表の私のエリアに1枚80円でセブンでプリントしたポスターを貼り、成育医療研究センターの大矢先生の講演を拝聴し、その直後に私の発表でした。

座長の先生や成育のナンバー2の先生とも話ができ、学問的に楽しかったし、私の発表の方向性が正しかったと確信しました。

何度も触れていましたが、食物アレルギーはいつ発症するのか?、卵のアレルギー検査が陽性の人はその湿疹がアトピー性皮膚炎なのかどうか?についてまとめてみました。

結論を言えば、生後3か月から一気に卵アレルギーが進行します。経皮感作はアトピー性皮膚炎の湿疹から起こると言われますが、産まれてまもない赤ちゃんだとアトピー性皮膚炎の診断基準を満たさなくても、感作を受けていることが分かりました。

要は、アトピー性皮膚炎と診断がつく前から経皮感作を心配して対応する必要があるということです。多くの小児科医、皮膚科医が何となく対応している、“乳児湿疹”と決めつけ、ぬるい治療を繰り返すことが、一番やってはいけないことだと思います。

今年は全国学会で6回発表しますので、昨日の発表でまだ2回目です。県内の研究会も入れると、あと5回も発表しなければなりません。

ただこんな強行軍は、今回だけでしょうが、頑張って乗り切りますよ!。

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