小児科 すこやかアレルギークリニック

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食べさせるタイミング
2018/07/10
先日、ある患者さんからメール相談を受けました。

卵や小麦が、なかなか食べ進められないということでした。通常だと、アレルギーの非専門医が対応して、非専門的な対応をしていることがほとんどなのですが、今回はビックリするくらい有名な専門病院にかかっていました。

卵や小麦で過去に強い症状を起こしたのか、詳細は分かりませんが、3歳の時にエピペンを処方されたということです。食べ始めたのが、年長さんの時のようです。

最近の風潮として、なるべく早く食べさせるというものがあります。私の実感としては、3歳より2歳、2歳より1歳、1歳より0歳から食べ始めるべきと考えています。

数年前はガイドラインに負荷試験は1歳からとされていましたので、当時は0歳児は1歳になるのを待っていました。ただ、内心「1歳まで待つ必要があるのだろうか?」と疑問に感じていました。

ガイドラインに「1歳から」の文言が消えて、一気に0歳で負荷試験を行い、食べさせるという現在のスタイルになっています。

卵は、この場でよく書いているように、生後3、4か月で卵白が陽性になるケースが多いのですが、離乳食開始が6か月ころでしょうから、それを待って負荷試験を行っています。

ミルクは、先日ミルクが陽性だった児に生後4か月のタイミングで負荷試験を行いました。

早期に見つけた患者さんはこんな感じですが、生後6か月以降に湿疹が治らないと受診されたケースは、アレルギー採血をしてみると卵が陽性のことも少なくありません。こういう患者さんにも気づいたタイミングで、速やかに負荷試験をやるようにしています。

あと、アレルギー症状を既に起こしているケース。何を食べて症状を起こしたのかを確認し、それよりも少ない量を負荷試験で確認した上で、食べさせるようにしています。例えば、9か月時に卵料理を少し食べて、自宅で意識消失を起こした赤ちゃんにも、卵クッキーで負荷試験を行い、食べられることを確認しています。

このように0歳、1歳で食べさせているので、今回のご相談のように年長さんですから5歳まで待つようなことは一切していません。

今回のケースは例外だと信じたいのですが、専門病院にかかっていて、年齢が大きくなっても完全除去が続いているケースは、ちょっと見つめ直していただきたいと思っています。

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