小児科 すこやかアレルギークリニック

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実を結ぶ?
2018/07/12
ニュースを見ていて、週末は3連休だと言われ、「そうなの?」と思いました。

開業医は、土曜は休まないことが多いので、3連休にはなかなかなりません。でも、中には土曜を休んで、3連休として旅行に出掛ける開業医もいそうです。

当院は、14日はお休みをいただき、休診となっています。残念ながら、旅行ではなく、学会です(汗)。

今年は、9回学会発表の予定です。これまで、4回の発表を終えています。そして、この週末は5回目の学会発表となっています。

普通、開業医ってほとんど休みませんよね。周囲をみていると、学会発表はおろか、参加もほとんどしていないようです。1年を通じて、ほとんど休診はないようです。

確かに、患者さんのために休みづらいというのもあるでしょうが、休んでばかりいると、同業者に患者さんを取られてしまうという心配も大きいのだろうと思っています。

私は、新しい知識を常に備えておくためにも学会参加は必要だと思うのですが、開業してしまうと、“自分の城”を守ることを優先する医師が多いように感じます。

当院は、他院から患者さんが逃げてくることが多く、周囲の医療機関のレベルを把握しているつもりです。食物負荷試験をやるでもなく、除去を指示したり、「家で少しずつ食べさせなさい」という悪魔のささやきをするくらいで、失礼ながら、何ら向上心を感じません。

そんな中、「自分」を保つのは大変と感じています。ですから、年間、5日ほどは休診として学会に参加しています。そして、休んだだけの収穫を持って帰ってきているつもりです。

今年はなぜ、そんなに休みが多いのか?。それは、大きく言ってしまえば、アレルギーの患者さんを守るためです。

アトピー性皮膚炎は細かく診ていると、生後1か月くらいで発症してきます。そういった湿疹から食べ物が入り、経皮感作され食物アレルギーになるのはご存知でしょうが、その期間は、早いと1か月くらいのようです。

湿疹に卵がつくと、その1、2か月くらいで卵白が陽性になってくるという意味です。この現象を知っている医師はほとんどおらず、ほとんどの医師がアトピー性皮膚炎を疑いもせず、“乳児湿疹”と決めつけ、過小治療を繰り返しています。その間に当然のように経皮感作を受け、食物アレルギーを作ってしまうという訳です。

この現実を多くの医師に知ってもらいたいがために、当院のデータをお示しし、学会発表を繰り返しています。ただ、これには大きな問題があります。

不真面目な医者は学会には参加しないので、そういう事実を伝えることができないのです。しかし、アレルギー専門医でも知らない人が多いようで、学会発表を繰り返す意味はあるはずだと考えています。

さあ、私の地道な努力は身を結びますでしょうか?。

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