小児科 すこやかアレルギークリニック

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0歳から
2018/11/03
多分、どこの小児科も診療のほかに、インフルエンザワクチンの患者さんも多いのだろうと思っています。

当院は、200人なんて対応できるやり方をしていないので、大変です(汗)。日々、疲労困憊。今日みたいな祭日があると、ありがたいです。ただ、子ども達と出掛けちゃったりすることも多いです(大汗)。

さて、初診で受診される患者さんや、メールで相談される患者さんも、食物アレルギーで共通しているのは、食べさせるのが遅いということです。

先日受診された患者さん、メール相談の患者さんともに、主治医がアレルギー検査の数値が下がるのを待っていました。待って、下がってから食べさせるという方針のようです。

私は日々患者さんがどうやれば治るのか、食べられるようになるのかを考えているつもりですので、あみ出したのが、少量から食べ慣れさせるというのと、早期から食べさせるの2つが重要なポイントだろうと思っています。

卵は、初診の患者さんは2歳まで、メール相談の患者さんは6歳まで除去されていました。意味が分かりません。除去していれば、その分、治るのが遅れる恐れがあるように感じています。

私の感覚として、卵と小麦は力づくで治すことができることが多いようです。つまり、積極的に食べさせていれば、どんどん食べられるようになると考えています。数年前から0歳から食べさせるようになりました。

ガイドラインに負荷試験は1歳からなんて書いてあったものですから、正面切って0歳から食べさせづらかったのですが、それが解禁になって、即始めました。

それにしても、ガイドラインに1歳と書いてあった頃から、「なぜ0歳はダメなんだろう?」と考えていました。0歳への負荷試験は危険で、1歳からということだったようですが、医療なんて、結構根拠のない考えが主流を占めていることってあるものです。

0歳から摂らせるのは、特にミルクアレルギーで効果が顕著のようです。それを明らかにするには、当院の負荷試験のデータをまとめなければなりません。

それまでは学会発表のたびに、当院での負荷試験の結果をパソコンに入力していたのですが、もう1年以上サボっています(汗)。来年の発表にも必要なため、せっかくの休みの日にはコツコツと頑張らないといけないようです。

あーぁ、子どもと遊びにいきたい(大汗)。

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