小児科 すこやかアレルギークリニック

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2019/01/08
だいぶ頭の中が、論文をいかに書き進めるかということで占められてきました(汗)。

生後3、4ヶ月から卵アレルギー発症へ傾く赤ちゃんが増えてきます。でも、生後2ヶ月で二人卵白が陽性化している患者さんがいました。

その人達の共通点が分かれば、より早期に対応ができるのだろうと考えています。二人とも初診の時点で湿疹の状態が悪いことがあります。

アトピー性皮膚炎の湿疹を数値化したものと言ってもいい、「TARC」という項目があります。そのTARCが二人とも10000を超えています。

湿疹の程度が悪ければ、要するに湿疹が悪かったり、面積が広ければ、卵も湿疹から入りやすい訳です。「そういうことか!」と思えば、TARCが25000近くある赤ちゃんは、卵白が陰性だったりします。

ただ、その25000の赤ちゃんも、二度目の採血の際に、卵白が陽性化しています。

ということで、0歳の赤ちゃんのアトピーの湿疹の状態が悪ければ、卵アレルギーを合併しやすいというのは本当のようです。

ただ、これだけの低年齢であっても、ほぼ全ての小児科医、皮膚科医は“乳児湿疹”と診断します。早期に対応しても、卵の経皮感作は避けれないのかもしれませんが、早期から食べさせれば、何とかリカバリーできそうだと考えています。

小児科医がやりそうなことですが、アレルギー採血をして卵が陽性だと、「卵を除去しなさい」と言いますが、逆に卵アレルギーが加速してしまいます。この時点で、分かった専門医に紹介してもらえれば、何とかなるのですが、専門医に紹介するほど心の広いドクターは、あまりいないように見受けられます。

何とか論文を完成させて、低月齢から卵アレルギーが始まっており、いかに早期に対応しなければ間に合わないかという考え方を世の中に広めなければと思っています。

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