小児科 すこやかアレルギークリニック

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アナフィラキシー の有無
2019/01/23
昨日、抗体が高かければ、基本的に症状を起こすと書きました。

食物アレルギーの診断書に食物アレルギーの有無のほか、アナフィラキシー の有無を書く欄があります。これってちょっとナンセンスかなと思っています。

例えば、卵白がクラス3とか4で、主治医から卵の摂取を止められていた患者さんがいたとします。過去に摂取歴がないので、当然アナフィラキシー は起こしたことがありません。

診断書を書く際、食物アレルギーは一応「あり」だろうと書くと思いますが、アナフィラキシー は起こしたことがないため、「なし」と記載することになると思います。

こういう患者さんに、いきなり卵料理など濃いものを与えれば、アナフィラキシー は起こし得ると考えています。

多くの園・学校関係者はアナフィラキシー を起こしたことがないんだから、この子は軽いんだろうと思いがちですが、そうではないと思います。

卵アレルギーが治りかけていて、卵焼きを食べてもじんましんしか出ない程度の患者さんも、アナフィラキシーは「 なし」と記載されますが、同じ「なし」でもリスクは相当異なるのではないでしょうか?。

また、いま言った卵焼きを食べて、じんましんが出るくらいの患者さんであっても、中が半熟の卵料理を食べると、アナフィラキシー は起こし得ます。

ですから、アナフィラキシー の有無については、あくまでこれまでの状況を書いていると捉えた方がよろしいのではないかと思っています。

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