小児科 すこやかアレルギークリニック

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手応えがない
2019/01/28
医療の世界って、何なんでしょう?。

インフルエンザにかかると、鼻水をもらって検査をします。ご存知のように、発症まもないと、ウィルスが増殖していないため、検査が陰性となることはありますが、通常は本物なら陽性と判定されます。

つまり、かなりの確率でインフルエンザかどうか、白黒をつけることができる訳です。その結果、インフルエンザウィルスの増殖を抑えるタミフルとかイナビルといった薬を処方することになります。

ウィルスが増えきると、内服薬の効果はあまり期待できないとされますが、通常のやり方で速やかな解熱が期待でき、時期に園・学校に復帰できます。

一方、食物アレルギーの世界は、あやふやなことだらけです。アレルギー採血により卵白やミルクが陽性であっても、卵やミルクにアレルギーがあるかどうか分からない。食べさせて判断しましょうというレベルです。

病気自体が 曖昧と言っていいのかもしれませが、インフルエンザとはえらい違いですよね?。要は検査が信頼度が低いので、食べさせて症状が出るかを確認するしかないと言っています。

そして、治療。インフルエンザは抗インフルエンザ薬がありますが、食物アレルギーは多くの医師が「除去しなさい」と真顔で言います。「食物アレルギーは食べて直すんじゃないんですか?」って言いたい程です。

いま論文のためにデータ整理を行っていますが、卵白が陽性であっても、臆せず、食べさせている方がいいと思えるほどです。要は、多くの医師が逆のことを言っているように思います。

卵や乳、小麦は小学生くらいまでに8割治ると言われています。確かに成長とともに治っていくことも経験しますが、それが除去によるものか、それとも少しは卵や乳を含有している食べ物を食べていたせいかは、誰も分からないと思います。100%除去して治るかどうかのデータもないように思います。

そういう目で見ると、食物アレルギーの分野って捉えどころのないことをやっているように感じます。インフルエンザのように、やっていることに手応えを感じられる日は来るのでしょうか?。

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