小児科 すこやかアレルギークリニック

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3分の1
2019/01/31
ヤフーニュースで、インフルエンザの患者数が過去最高なんだそうです。

それは当地でも同じようで、当院でもインフルエンザと診断される患者さんがとても多くなっています。一部、ぜんそく患者さんが咳もかなり悪化しています。インフルエンザだからとタミフルやイナビルという抗インフルエンザ薬を処方していればいい訳ではなく、ぜんそくも考えながらの診療になります。

更に、論文と来月の学会発表の準備もしなければならず、過去最高の忙しさというか、ストレスなのかもしれません。

このトピックスを11年も書き続けているため、何とか休止せずに書こうと考えています。そんな中、結構興味あるデータが出ました!。

当院は、0歳から負荷試験を行っています。その数は、ここ数年でかなり伸びています。やはり「鉄は熱いうちに打て」じゃないですが、早く食べさせて治していきたいと考えているからです。

負荷試験をやった患者さんは、自分でもアトピー性皮膚炎の湿疹から「経皮感作」を受け、卵の数値が上がった患者さんが多いと考えていました。つまり、0歳ですし、卵は未摂取の患者さんです。

ところが、負荷試験を行った患者さんの約3分の1が、既にアレルギー症状を起こしていることが分かりました。

離乳食を始めて、じんましんが出たり、吐いたり、咳き込んだりして、卵アレルギーを疑われる状況での受診でした。それでもなお、除去することなく、どれだけ食べられるのかを評価するために負荷試験を行っていました。

未摂取の患者さんに負荷試験をした割合が3分の2ということになりますが、私はもっと圧倒的に多いと考えていたため、意外に思っているところです。

更に意外なデータも得られました。それは明日にでも触れようと思っています。

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