小児科 すこやかアレルギークリニック

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患者さんも分かっているのに
2019/02/12
昨日は、スキーに行ってきました。

子どもがやりたがっていたためなのですが、学会発表や論文で忙しいのなら、それが終わってからでもと思われると思います。

3月になると雪質が悪くなってしまうのと、行けるだけの余裕が全くないかと言えば、そうでもないので、行くことにしました。日頃の運動不足がたたってか、足が痛くなってしまいました(汗)。

ある患者さんのお母さんからメールをいただきました。以前からやり取りしている方です。

ある専門病院にかかっていて、お子さんの食物アレルギーの治療をされているのですが、かなり重症です。私が日頃から書いているように、アトピー性皮膚炎があり、経皮感作させてしまったことを後悔されているようです。

経皮感作させてしまったのは、仕方ないことというか、ちょっとした湿疹でも起こしてしまうようで、今の小児科医、皮膚科医のレベルでは、感作は免れないと思います。問題は、その次でしょう。

いかに早く、少量から食べさせて、治していくかです。これは、私は分かっているつもりですが、いかに低年齢のうちに食べさせていくかだと考えています。

この親御さん、実はかなり一流の専門病院にかかっていたのですが、その病院は負荷試験の患者さんが殺到しており、かなりの期間待たされて、ようやく負荷試験に至ったというのです。

これは、私から言わせれば大問題です。残念ながら、その病院の医師は分かっていないでしょう。

食物アレルギーは、「固定化」してしまうとなかなか治らないと思います。「固定化」する前の、まだ柔軟性のある時期に食べさせていくことが重要です。これは年齢的なものもあるだろうと考えています。

全国の専門病院で負荷試験が殺到しており、待ち時間が長いのは考えもので、それは施設を増やそうとしない学会側にも問題があろうかと思います。早い、まだ治りやすい時期に対応できるカギは開業医しかいないと思うのです。

にも関わらず、この患者さんは、相当な期間待たされました。食物アレルギーは、食べて治すのに、延々と除去して治りづらくしてしまうのは、問題なのです。

患者さんは分かっているのに、医師側は仕方ないと諦めているようで、この問題にもっと気づいて欲しいと思っています。

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