最近は、年度末のため負荷試験が多いですね。 そんな中、小麦アレルギーのお子さんがいました。小麦アレルギーは、卵、牛乳の次に多いアレルゲンとされます。 普段、圧倒的に多い卵アレルギーに注目しているため、牛乳と小麦のアレルギーはそこまで多くないと感じています。小麦は麺類やパン、クッキーなどのお菓子に使われているため、アレルギーがある場合、制限が多くなってしまいます。ですから、私は小麦アレルギーを目の敵にしています。 この患者さんは、確か小麦の数値が高く、昨年うどんで負荷試験をやってみたら、1本ちょっと食べたところでじんましんが出て、本当に小麦アレルギーだったというケースです。 もしかしたら、「小麦は除去」なんて指導をする小児科医もいるのかもしれませんが、私にはその気が知れません。確か、うどん4、5センチを食べるように指導していました。 これが昨年の話。ちゃんとそれなりの頻度で食べていれば、結構食べられるようになっているはずということで、また負荷試験をやることになったのです。 結果は、うどん100gを症状を起こすことなく、完食してくれました。小麦って、先ほども述べましたが、アレルギーがあるとかなり不自由ですが、少しでも食べていれば、どんどん食べられるようになります。割と低年齢のうちに食べさせていれば、確実に治っていくようです。 やはり食物アレルギーは食べなければ、前に進めない訳で、食べれば面白いように食べ進められるという感じでしょうか?。免疫療法などの仰仰しいことをやらずとも、食事療法くらいで治っていくと捉えています。 医師に「○歳まで除去」なんて言われたら、「おかしい」とか「怪しい」とか思っていただいた方がいいように感じています。 |
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