小児科 すこやかアレルギークリニック

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準備
2019/03/28
水曜午後を利用して、講演活動をやっています。

4月は園や学校にとって先生が入れ替わるため、新体制で食物アレルギーの緊急対応を学んでおきたいということなのでしょう。依頼が殺到します。

例年、この時期に講演内容を更新しています。自分の中で「今年はこれを話したい」というものを採用し、取捨選択し、1時間あまりの講演時間に収まるようにしています。

今年は是非とも入れておきたいというのが、いくつかあります。まずは、最近急増している「口腔アレルギー症候群」について。

これまではスライド2枚ほどで、話し終わっていたのですが、最近の患者さんの多さから、時間をかけて話さないといけないと考えています。

あとは、管理指導表に関すること。学校用と園用では少し異なっていますが、例えば、学校用には食物アレルギーのタイプは、「即時型、食物依存性運動誘発アナフィラキシー、口腔アレルギー症候群」の3つしかありません。

最近、よく診る「消化管アレルギー」について時間をさこうと思っています。注意深くみていると、これは乳児がミルクを飲んで下痢をする、血便が出るなどと捉えている人もいるかもしれませんが、意外と園児や小学生にも認められます。

医者も、食べて2、3時間して吐くという症状に、「お腹の風邪ですね」なんて診断しているくらいなので、「こういう病気がある」と繰り返し話せば、消化管アレルギーの患者さんを拾い上げることができるのだろうと思います。

あと、園用の管理指導表ですが、これも消化管アレルギーの話をすべきなのと、未だに「食物アレルギーの関与する乳児アトピー性皮膚炎」という項目があります。これって、皮膚から食べ物が入り、経皮感作を起こすことが判明してきて久しい訳ですが、昔「卵とか乳を摂ると湿疹が悪くなることがあるよね」と言っていた概念が残っているだけでしょう。何を今更って感じだと個人的には捉えています。

ですので、私なら「食物アレルギーの関与する乳児アトピー性皮膚炎」という項目を取っ払って、「消化管アレルギー」を入れると思いますし、時代に見合ったものだと思っています。やはり学会の対応は遅れるものだと感じています。

そんな感じで、来年度の講演の準備をしているところです。

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