小児科 すこやかアレルギークリニック

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これも負荷試験
2019/03/30
先日、18歳の患者さんにソバの負荷試験をやりました。

負荷試験は、9歳までが保険診療で認められています。それ以上の年齢は当院では負荷試験はやっていません、という施設があると思いますが、要するに“お金にならない”からやっていないだけです。

確かにリスクを背負って負荷試験をやるならば、お金になった方がいいのですが、当院は稼ぐのが目的ではないため、年齢で躊躇したことはありません。今回のケースも、やる必要があると考えて、説明して納得していただいた上で、行いました。

理由は、春だからでしょうか?。

実は、何年も前にソバを食べてアナフィラキシー症状を起こし、当院を初診されています。その時、エピペンを処方しています。その子の通う学校まで、エピペンの取り扱いについて説明にも行っています。

そして現在、高校三年生になりました。来月から大学進学で、県外に出られるそうです。実はここ数年は、当院を受診されず、近くの診療所からエピペンをもらっていました。

つい先日、何年振りかに当院を受診された格好です。当院は、こんなケースでも負荷試験をやったりしています。もちろん、選挙権のある年齢ですので、本人が望まないことが多いのですが、何年もソバをずっと除去してきて、親元を離れ、自分で食べるものを作ったり、選んだりする訳です。

微量のソバでアナフィラキシーを起こすのか、そうでもないのかを知っておく必要があると考えて、負荷試験を勧めたのです。結局、実施することになりました。

専門医でもやらないことが多いと思いますが、自分が親であれば、そう考えるという方針でやっています。

ただ、どれくらい食べられるのか、全く分からない状況です。ソバ1、2センチから開始しています。結局、7gくらい食べたところで、終了としています。症状は何も出ませんでした。

これは、白黒つける目的ではなく、少量食べられるかどうかを確認する目的なので、これで十分だと判断しての終了です。アナフィラキシーなんて起こさせて、せっかくの門出に泥を塗るようなことはしたくありません。

こんな風に、ちょっと食べても何も起きない(もしくは起こる)ことを、親(大きければ本人)として知っておくことは大事だと考えています。

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