当院の場合、3月前後が負荷試験が混雑します。 今は4月に入りましたが、まだ多めの状態が続いています。園や学校に入る際にアレルギー診断書が必要のことが多く、白黒つけなければいけない時に負荷試験を行なっています。 先日、ピーナッツとカシューナッツの負荷試験が重なったことがありました。確かどちらもクラス2だったと思います。 負荷試験をやる時は、心持ちというのがあります。「これはいけそうだ」とか、「これは心配だ」とかですね。ピーナッツは前者でした。なぜなら、ピーナッツアレルギーをより詳しく見られる「Arah2」が陰性だったから。この数値がクラス0だと、たいてい問題なく食べられます。 一方、カシューナッツはそういった指標もないので、少々不安でした。ナッツ類と言えば、カシューナッツがクラス0なのに、激しい腹痛を呈し、アドレナリン注射を行っり、クルミをわずが0.4g食べてアナフィラキシーショックを起こした経験があります。 多くの医師は「カシューナッツなんて食べなくていいでしょ」なんて言うんでしょうが、食べられるものは除去すべきでないと考えています。ある意味、未摂取のものは危険というか、少なくとも“取り扱い注意”でしょう。 この日、ピーナッツもカシューナッツも無事クリアしてくれました。無駄に除去することなくよかったと思っています。 |
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