小児科 すこやかアレルギークリニック

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日本初!?
2019/04/22
金曜から日本小児科学会でした。

金曜は発表があったので、休診。土曜は通常の診療、日曜はまた学会参加と移動の多い週末でした。

日本の小児科医の多くが集まる学会なだけに、「小児科医ってこんなに多くいるんだ〜」と思いました。ただ、医師にも勉強熱心な人と、そうでない人がいます。参加せずに、週末を自由に過ごした小児科医も多かったのでしょう。

ただ、聞きたい話は特に舌下免疫療法の話と成育の大矢先生の話だったので、専門バカになりかねません。最近は、自分の専門でなくてもバランスよく講演を聞くようにというようになってきています。

私もせっかく休診にして学会に話を聞きに行くなら、自分の診療上で得られた知見を発表しようと考えて、ここ最近は日本小児科学会でも発表しています。

今回は、日本で初めての発表だったかもしれません(笑)。当院のアレルギー発症を抑えようと日々真面目に診療している結果をまとめただけなのですが、いつも書いているように、アトピー性皮膚炎の湿疹は過半数が1ヶ月には出てしまうし、卵の経皮感作も生後3ヶ月にふえてきます。

食物アレルギーを防ぎたいのなら、生後3ヶ月前には行動に移さないといけないのです。実際、生後1、2ヶ月で湿疹のために受診される患者さんは、当院では結構多いのです。なぜなら、上のお子さんがアトピー性皮膚炎や食物アレルギーでご苦労されていると、生後1ヶ月の湿疹が気になって仕方ないようです。

それはごもっともな話だし、多くの小児科医、皮膚科医が“乳児湿疹”だと決めつけて、親御さんの期待に応えようとしていないのが現実だろうと思います。慎重に診療してみると、そのほとんどがアトピー性皮膚炎を発症しているだろうと考えられます。

一気にステロイド軟膏で治療し、経皮感作を抑えたいところです。そうすると食物アレルギーの感作を減らしたり、予防できたりできるという報告もあります。

私の知る限り、生後1、2ヶ月の湿疹の患者さんを対象に、治療しつつ、その後の卵アレルギーやぜんそくの経過をみた発表は、初めてのケースだと思われます。

発表時、参加していた日本の第一人者の先生から意見もありました。それも受け止めながら、いかにぜんそくも含めてアレルギーを減らしていけるかというのが、目下の私の課題であります。

実は、昨日成育の大矢先生の講演の前に挨拶に行った際、アドバイスをいただこうと思いました。大矢先生なら、アレルギーを減らしたい私の方向性を理解してくださるし、ヒントを授けてくれると思っています。

ぜんそくやアレルギー性鼻炎まで予防できるのかどうか?。私の令和の課題であり、取り組むべき問題です。

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