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劣化
2019/04/29
ゴールデンウィークを楽しんでいらっしゃいますか?。

医者はまとまった休みがなかなか取れないので、私は「お陰さまで」って感じでしょうか?(笑)。お忙しいでしょうから、手身近に。

よく女優さんが久々にネットで話題になり、画像が出て、以前と変わっていなければ、「奇跡の50代」とか書かれるし、変化があれば「劣化した」と叩かれます。女優さんも、大変です。

でも、それって医者にも当てはまると思っています。例えば、先日、高校生が当院を初診されました。カレーを食べて、走ってアナフィラキシーを起こしたそうです。

カレーを食べないようにしていたそうですが、精査を求めての受診でした。カレーであるのは、花粉症経由のタイプです。ヨモギ花粉症があると、ヨモギと似た構造を持つセリ科のスパイスが食べられなくなると言われています。

この患者さんも採血させていただいたら、ヨモギがクラス4だったかな。ヨモギにアレルギーがあることが分かりました。また、スパイス自体で皮膚テストを行いました。これもカレーの会社が企業秘密を盾に、含有スパイスを教えてくれないため、解明が大変です。

結局、セリ科のスパイスでのみ大きく腫れ、どのスパイスにアレルギーがあるかを証明できました。残念ながら、基本は除去となります。

これまでカレーを食べてのアレルギー症状は、何人か経験がありますが、医者は「カレーを食べるな」の一言で済ませていました。若い医師なら、必死で調べたり、専門医に診てもらおうと努力するのでしょうが、ベテラン医師になると、面倒臭くてしょうがない。一言で済まそうとするようになります。

患者さんは、医師の言うことを信じるしかないし、反論もできません。基本的に、医師からの指示は一方通行です。言い方は好きではありませんが、ある意味、“絶対服従”なんだと思います。

そんな立場にいると、良心的に、時間をかけるのも“面倒臭く”なってしまいます。医師の患者さんに何とかしてあげたいという気持ちが、医師になった途端、「劣化」し始めてしまうのだろうと思います。

周囲を見ても、劣化していないドクターなんて、いませんし、いるはずもありません。医師にとって、「患者さん最優先」が「効率」とか「儲け」に取って代わられるようになります。

医師こそが、「劣化」との日々戦いなんだろうと思います。

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