小児科 すこやかアレルギークリニック

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2019/05/06
昨年夏に他の地域から転居されてきた患者さんがいらっしゃいました。

食物アレルギーがあったのですが、あれもこれも除去されていました。肝心の卵と乳は少しは食べているという状態で、解除できるかどうかというところだったので、転居早々に負荷試験を行い、摂れることを確認しています。

アトピー性皮膚炎があると、経皮感作を起こし、いろいろなものがアレルギー採血陽性になってしまいます。他にもソバ、ピーナッツなどいくつかが陽性になっていました。

今年に入っても、ピーナッツの負荷試験も行い、食べられることを確認しています。3月くらいだったでしょうか、春に海外出張が決まったと言われ、「えーっ」と思ってしまいました。

タイトルのオランダです。オランダの食物アレルギー診療ってどうなっているのだろう?。何年か前ですが、日本が世界で最も負荷試験を受けられる施設が多いと聞いたことがあります。アメリカや韓国でもかなり限定されるような...。

転居の話を聞いて、ソバの負荷試験も行いました。これでかなり整理されたと思います。ちなみに負荷試験は、1年間に2回までと決まっていますたが、この患者さんは4回やっています。取れるはずのお金を取れないから、負荷試験をしないという医者もいるでしょうが、私には信じられません。

除去するものがほぼない状態になりましたので、オランダでも元気にすくすく育って欲しいと思っています。

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