小児科 すこやかアレルギークリニック

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断固反対
2019/06/11
新潟県は、大きいです。

3つの地域に分けられ、南の方から上越、中越、下越と名付けられています。新潟県は、まだアレルギー拠点病院が公表されていませんが、もしからしたら、広いが故に3つの地域に1つずつ設定される可能性もあると思います。ちなみに、当院は上越地方にあります。

先日、中越と下越地方のアレルギー拠点病院になってもおかしくないような大病院から患者さんが当院を受診されました。

1人は小児でした。ソバを食べてアレルギー症状を起こし、検査をしたらナッツ類がどれも高いということで、ソバとナッツ類すべて除去と指導されていました。

通常は、ナッツ類がすべて除去になることはないと思います。検査が陽性のものが多いようですが、未摂取の場合は負荷試験はやった方がいいと考えています。

当院で検査してみたら、ヤマイモとスギが陽性でした。ヤマイモも負荷試験は必要ですし、スギ花粉症の症状が出ており、高いことを親御さんが把握しておくべきです。

過去にソバだけ食べてアレルギー症状を起こしていたのですが、「何とか食べさせたい」というご希望があり、ソバ3本食べられることを負荷試験で証明しています。ソバも除去と言われやすい食材ですが、食べていると治ったという報告もあり、ある程度積極的に食べさせるという姿勢は重要ではないでしょうか?。

もう1人は、成人でした。6年前の高校生の時に小麦を食べて、運動しアナフィラキシーを起こしていました。救急搬送された皮膚科医から、下越の大病院を紹介されました。

食物依存性運動誘発アナフィラキシーは、小麦を食べたら運動しない、運動するなら小麦を食べないというやり方で、発症しなくすることができます。紹介先の病院では、小麦の完全除去でした。ある日突然、調味料も含めて小麦を除去するように指導されてしまったのです。

食欲旺盛な20代男性が、小麦をすべて除去し続ける悪魔のような日々を想像してみてください。6年間、医師から言われたように必死に小麦を除去し続け、この春、小麦が陰性化したそうです。

「調味料くらい何とかなりませんか?」という主治医にすがるように申し出ても、除去を続けるようにと言われてしまったそうです。ちなみに、先日当院で負荷試験を行いました。食パンを2枚食べても何も起きませんでした。トンチンカンな指導を受けたいたので、当然の結果です。

新潟県はアレルギー拠点病院の発表はまだですが、アレルギーに精通した百戦錬磨の医師が大抵のケースを解決できるような診療のできるような病院を私はイメージしています。

拠点病院になり得るような大病院の対応を紹介しましたが、これの病院が選ばれるのなら、私は断固反対です。

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