小児科 すこやかアレルギークリニック

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学会に参加
2019/06/17
この金、土、日とアレルギー学会があり、参加してきました。

大きな学会なので、3日に渡って開催されました。さすがにフルに参加すると患者さんに迷惑を掛けてしまうので、金曜と日曜の二日間参加してきました。

行って、帰って診療、また行って、帰ってという形ですが、何だか体が疲れているのが分かります(汗)。金と日曜は学会会場に張り付いていたからでしょう。

そりゃ、こちらからすれば、せっかく学会に参加するのだから、学べることは学び、最新知識を得ようと考えています。生の最新情報って、自宅ではいくらネットを駆使しても得られなかったりします。

これまでは食物アレルギーの講演を聞く、偏った傾向があったのですが、今はアトピー性皮膚炎にも関心があるので、割とバランスよく聞くことができたように思います。

当院も、特にアレルギー発症予防は関心があり、どうしたらいいのか日々悩んでいます。

日頃書いていますが、兄弟がアトピー性皮膚炎や食物アレルギーで、下の子が生まれて、生後1、2ヶ月の湿疹の時点で慌てて受診される親御さんが後を絶ちません。そのご家族の人生というか、少なくとも半生が掛かっているわけです。

もし発症予防ができるのであれば、やってあげたいし、期待に応えたと思っています。それに関する最新情報は得られるものであれば、得たいと考えていました。今回、発症予防の講演は意識をして聞くようにしてきました。自分のやっていることの“立ち位置”が分かってきた気がします。

当院の取り組みの進んでいる点、そうでない点が少し見えた気がします。それを参考に、専門医の聞きたがるような発表をすればいいのだなと考えています。

今回、学会に参加してきて、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーはこじれると治りづらいなと感じました。結局、専門病院にはこじれ切った患者さんが集まるので、医師も患者さんも相当ご苦労されているようです。

食物アレルギーも、経口免疫療法を行っても治りきらず、運動などの刺激でぶり返したりするようです。そういう報告も聞いてきました。だったら、早期に少しずつ食べるようにアプローチすればいいのでは?と考えています。

今月も2回発表がありましたが、来月も2つ発表のエントリーをしています。今回の学会を参考に、私の発表に関心を持ってもらえるような方法を検討したいと思っています。

また、今回の学会で気になった情報も、今後提供していきたいと考えています。

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