小児科 すこやかアレルギークリニック

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これだけ難しい
2019/09/10
昨日、また「石」が届きました。

恐竜の卵の化石です。早速、玄関のところに飾ってあります。子どももそうですが、大人の反応が良いようです(笑)。

食物アレルギーが治ったかどうかの判断は、決して簡単ではありません。確かに食べさせていれば、より食べられるようになる、そういう印象はあります。

ただ、よく経験するのは、牛乳です。大きくなって牛乳が200ml摂れるようになったお子さんは、運動してアナフィラキシーを起こすことがあります。小麦でも起こるそうですが、私自身は経験はないですね。卵は運動による悪化はないように思います。

個人的に時々苦い経験をしています。牛乳をずっと除去していた10代の患者さんが当院を初診されて、負荷試験をし200ml摂れることが分かりました。

自宅で1年以上、牛乳を200ml摂ってもらい、何も起きなかったので、牛乳の除去を解除していました。中学生になって、給食で牛乳にヨーグルトが出て、その後激しく運動したらアナフィラキシーを起こしてしまいました。

このケースも、経験して唖然としました。1年以上牛乳を毎朝摂り続け、体調が悪かったり、午前中から激しく運動したこともあったでしょうに、それでも何も起きず、満をじして解除していたからです。

私の中では、牛乳アレルギーがあり、解除が遅れて、大きくなってから解除したケースは、体も大きく、運動量も半端ないため、解除に気をつけるべきと捉えていました。

最近経験したのは、こんなケースです。

年中さんの時に牛乳の負荷試験をし、牛乳200mlと摂れることを確認していました。それ以来、牛乳は摂っていました。それから2年経って、患者さんは小学校に通うようになりました。

先日、マラソン大会の練習で、体育館を20周したのだそうです。母曰く、「こんなに運動したのは初めて」なのだそうです。そうしたら、アナフィラキシーを起こし、救急車騒動になってしまいました。

園児ですと、まだ若いので、運動の影響はさほど考えなくていいのかなと思っていましたが、こんな経験をしてしまい、牛乳アレルギーの解除の難しさを目の当たりにしてしまいました。

これでは、なかなか牛乳の除去の解除ができなくなってしまいます。対応に悩まざるを得ません。皆さまもお気をつけください。

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