小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

方針1
2019/09/11
先日、負荷試験をやったお子さんが、当院の方針を示すものでした。

方針というのは、「転んでもただでは起きない」って感じでしょうか?(笑)。いやいや、「とにかく前へ」かな〜?。

1歳になり、今回、卵クッキーで負荷試験をやろうということになりました。ただ、それ以前の話があるので、先にお話ししておきましょう。

アトピー性皮膚炎があり、卵白がクラス4になってしまった赤ちゃんが当院を受診していました。

6ヶ月以降ですが、自宅で卵黄を食べさせて、発赤もみられていました。この状況だと、抗体価が高いこともあり、「卵は除去」なんて指導されることも多そうです。

当院の先ほど示した方針もあり、何とか食べさせようということになり、卵黄で負荷試験を行いました。

卵黄を食べて発赤があった頃から少し経っていたので、卵黄を食べられるかどうかを評価しようと考えました。ちなみに、茹で上がってから、少し置いてから、分離したものです。

そうしたら、やはり発赤がみられました。当院は、卵白が高いお子さんに卵黄を用いた負荷試験はよく行いますが、症状の出る子は少ないです。それでも一部は出てしまいますが、抗体価が高いと出やすいようです。

負荷試験の結果を受け、この患者さんには、茹で上がってすぐに分離した卵黄を食べていただくよう指導しました。これなら、症状が出ないことを確認しています。

それを食べ続けていただき、ようやく今回の話になります。1歳になったばかりですが、卵クッキーで負荷試験をやろうと考えたのです。

あっさり結果は書きますが、規定量を無事に完食しています。この結果をもとに、家でも卵の含有量の少ない加工品は積極的に食べていただこうと指導しています。

ご覧になってお分かりのように、数字が高いとか、卵黄で症状が出ているとか、食物アレルギーを評価する上で大切なポイントを満たしているのですが、それでもなお「食べさせたい」と願い、這ってでも前に進みたいと考える、当院の方針を象徴しているのかもしれません。

これくらいのねちっこさがあってもいいんじゃないかと思っています。

<<前の記事 一覧 次の記事>>