小児科 すこやかアレルギークリニック

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方針4
2019/09/17
連休が終わりました。

診療や学会などで休んだ気がしませんが、診療が私の存在意義を示すところみたいだと思っていますので、また頑張ろうと思っています。

学会では、座長をしてくださった先生(アレルギーの第一人者)といろいろ話ができて、情報交換ができました。

先週、某日に負荷試験を実施した患者さんがどれも当院の方針を表すものだったため、「方針」というタイトルで書いてきました。まだ1つ残っていたので、それに触れましょうか。

当院の基本は、除去はしないということです。どんなに抗体の数値が高くても、アナフィラキシーを起こしていようと、少量なら食べられるはずだと考えています。学会も必要最小限の除去をうたっていますので、学会の指示通りということになります。

生後10ヶ月頃、自宅で卵黄を食べたあと、2時間して吐いたという赤ちゃんが受診されました。採血させていただくと、卵白はクラス2。食物アレルギーは、じんましんや咳といった皮膚や呼吸器症状が多いのですが、卵だとお腹だけの消化器症状がみられることがあります。

このタイプですと、除去を指導されるお子さんが多いものと思われます。経験上、かなり微量の卵でも症状が出てしまうことがあります。それでも、何かしら食べていた方が有利という印象を持っており、何でもいいから食べさせたいと考えています。

この患者さんには、卵ボーロで負荷試験をやりました。しかも1個だけ!。1個を負荷し、2時間後に吐くのかどうかを確認します。吐くこともあり、注意は必要ですが、吐かないこともあり、やってみるしかないと思っています。

結果は、吐きませんでしたので、家でも時々1個を食べるように指導しています。これも大事なことなんだろうと思います。

「方針」というタイトルで1から4まで書いてきましたが、これはある1日に行った負荷試験における当院の取り組みを記したものです。安易に除去はしない、少量でも食べさせる姿勢は重要だと感じているのは、こういう日頃の裏付けがあるからだと考えています。

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