小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

講演会
2019/10/19
昨日は、仕事を終わらせた後、少し雨の降る中、高速道路を車を走らせていました。

19時開始の講演会に間に合うためです。講演会とは自分が講師ではなく、ある人物の話を拝聴しようと思ってです。その名は、橋下徹氏。一度、話を生で聞いてみたかったんです。

先日の初耳学だったかな、テレビでも言っていたのですが、人生35から45歳の10年間が大事で、その期間をいかに情熱を持って生きられるかどうかが大事だと言っていました。氏は現在50歳だそうですが、今になって分かったことで、当時はがむしゃらに政治活動をやられていたそうです。

そうすると、人生の終わり、死ぬときに「自分の人生、良かった」と思えるだろうし、そう死ねることを願いたいとも言っていました。

言っていることはよく分かります。今、子どものアレルギーについて一生懸命に取り組んでいるつもりですし、仮に急に死を迎えたとしても、そんなに後悔の念はないのかもしれないと思っています。

そうは思いつつも、もっとやりたいこと、広めたいことってあるんですね。

現在、来年の学会のために当院の診療の結果をまとめています。食物アレルギーは早期から食べさせると治るのかというテーマです。実は、来月の学会でも発表予定なのですが、その少人数での検討では、ほとんど治るようです。

それを大人数で評価するとどうのような結果になっているかは、集計していないのでまだ分かりません。ただ、手応えとしては、結構治るだろうなという感じです。

現在、小麦でアナフィラキシーを起こした赤ちゃんに小麦を食べさせています。地域のアレルギー専門医に「向こう1年間は完全除去」なんて言われていたお子さんです。逆にこの1年の間に治るじゃないかと考えています。

食物アレルギーは「論より証拠」みたいなところがあり、食べさせた者勝ちと言っていいのだろうと思っています。専門医でさえ、除去なんて指導しているところでも、やはり食べさせていくことって非常に重要なんだと思っています。

それからすると、患者さんのためにも、まだまだ私も死ねませんね〜笑。

<<前の記事 一覧 次の記事>>