小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

参加してきました
2019/11/04

学会に参加してきました。

発表もしてきました。その内容はのちのち公開していこうと思っています。

とりあえず、食物アレルギーは早期の対応が必要ということを多くの医師に知ってもらうべく、当院の診療で得られた知見を今年は10回の学会で発表してきて、それが終わったので、肩の荷が下りたという感じです。

正直、ちょっと頑張り過ぎたかな?(汗)。若ければ、何てことないのかもしれませんが、私の場合は加齢と比例して発表が増えています。

先月予定していた「すこやか健康フェア」が延期になりました。今回、昨年のフェアの講師の千貫先生も講師として呼ばれており、話をお聞きしてきました。3年前に講師にお願いした成育の大矢先生の講演も聞いてきました。

大矢先生の話となると、立ち見の出る盛況ぶりです。私も座って聞けるチケットをもらい忘れ、立ち見をせざるを得ませんでした。今回、アマゾンで買った“ある物”を持っていってよかったです(画像)。

ご覧になっておわかりのように、一脚です。尻の当たる部分に座るところがついており、立ち見や行列などでずっと立っていることが想定される時に重宝します。

今回、一番勉強になったのが、京都大の皮膚科の先生のアトピー性皮膚炎の治療に関する話かな。

最近、アトピーのことを書くことが多いですが、薄く塗ってすぐやめるという“治療”は存在しません。以前、「攻撃は最大の防御」だと書きましたが、ステロイドを塗り続け、攻め続け、アトピーを悪化させるヒマを与えないということです。

となると、毎日朝晩と軟膏を塗るわけですが、多分子どもは塗られるのを嫌がる、大人は必死になって塗ろうとする、という格闘が行われていると予想します。例えば、10分も20分もかかっていては、毎日やるのが苦痛だろうと思います。そこを私も気づいていませんでした。

今回、講師の先生が大人の全身に5分で塗っているとおっしゃっていました。確かにそれくらい簡単でないと、毎日塗るのが困難なはずだと気づかされれました。

新潟は学会に参加する医師が少ないと書きました。いろんな情報が得られるのにどうしてだろうと思っています。より良い医療を求めれば、学会に足が向かうはずなのですが...。

私は、この塗り方を明日から診療に役立てていこうと思っています。

<<前の記事 一覧 次の記事>>