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箱根駅伝
2020/01/06
箱根駅伝が終わりました。

一昨年まで青山学院大が4連覇していて、昨年、東海大に負けましたが、今年青学が復活優勝を果たしました。

それにしても、青学の原監督はすごいですね。テレビによく出るようになり、5連覇を逃した去年、本業に徹しろと相当叩かれました。立派な2位だったにも関わらずです。そして今年、文句なしの優勝を果たし、周囲の雑音を黙らせたと思います。

今年も東海大が本命視されていましたので、青学からすると「打倒、東海大」だったはずです。よく言われることですが、ライバルの存在が青学をよりいっそう強くしたものと思われます。

ところで、アレルギーの世界をライバルという観点で見ると、どうでしょうか?。

専門病院同士だと、よく言えば、切磋琢磨、悪く言えば覇権争いという感じでしょうか。ですから、お互いをライバル視しているというところはあると思われます。

よい研究結果を出すのが専門病院の役割でもありますので、研究に偏っている施設もあるようです。個人的には少し理解できないのですが、よい論文をいくつも書いた方が、病院なり医師なりの評価が上がります。医師の評価は、臨床能力が最優先であって欲しいのですが、必ずしもそうではないようです。

一方、開業医はどうでしょうか?。お互い切磋琢磨するということは、まずないようです。患者さんがかかりつけ医のことを端っから疑うことがないため、その医師の言ったことが仮に間違っていたとしても、患者さんはそのまま受け入れてしまうので、医師は極端に言えば努力する必要がないのです。

研究をしている開業医もほとんどありません。研究する努力も必要ないことがほとんどです。そもそも患者さんはその医師の実績や業績には目も向けません。ですから、診療内容で勝負しようとする医師はあまりいないようです。

そう考えると、専門病院は熾烈な争いを繰り広げており、当然のことながら、レベルの高い医療を受けられると思います。一方で、患者さんが普段頼りにしている開業医は、無風状態のため、場合によっては、おかしな医療をしている医師も、受けている患者さんも、それにすら気づいていない可能性があると思われます。

医療の世界にも、特に開業医の間でも、よい意味でのライバル関係は本当はとても必要なものだと考えています。

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