小児科 すこやかアレルギークリニック

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ぜんそくの場合
2020/01/21
当院のチカラを入れている疾患は、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーです。

先日、ぜんそくの患者さんが当院を初めて受診されました。市外からの受診になります。

地元の総合病院にかかっていたのですが、ぜんそく症状が改善しないため、当院を頼って受診された格好です。

以前も別の市から、ぜんそく症状を改善させたいと相談に来られたケースがありました。医師からは「これ以上の治療はない」と言われたそうです。

今回のケースも、そこまでは言われていませんが、フル装備で治療されているという印象でした。

つい先日、再診されました。当院でのオススメの治療を行い、どうなったかと私もちょっと心配です。親御さんが言うには、ものの数日で症状が落ち着いてきて、現在は非常に安定しているということでした。私もほっと胸をなでおろしています。

冒頭に挙げた3つのアレルギー疾患はいずれもガイドラインが存在します。要は、日本の第一人者オススメの治療が掲載されている訳です。

私は、ぜんそくのガイドライン通りに治療させていただきました。ちなみに、以前に市外から当院に相談に来られた、これ以上の治療はないと言い切られた患者さんも、後日の再診時に、症状が安定していました。

つまり、医師によってガイドラインの理解度が異なり、専門医と非専門医では治療効果が異なることになります。問題なのは、今回のぜんそくの2例とも、医師からの紹介ではなかったこと。

ぜんそくはゼーゼー言って、呼吸困難を来すし、親御さんも寝不足になります。園や学校も休まざるを得ませんし、入院することもあります。食べなければ症状の起こらない食物アレルギーとは大きく異なります。

しかも、食物アレルギーのガイドラインは、除去が基本だと感じています。申し訳ないですが、食物アレルギーの対応は、いかに早期に少しずつ食べさせていくかが攻略のポイントだと実感しています。

となると、ぜんそくのガイドラインは優秀というか、当てになると思っています。ぜんそく症状が落ち着かない患者さんは、ガイドラインをちゃんと理解した専門医にかかることをオススメしたいと思います。

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