小児科 すこやかアレルギークリニック

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診断書
2020/02/15
最近は、連日多くのアレルギー診断書の記載を求められます。

多分、地元の診断書の何分の1かは当院のものと思われます。何故なら、小児科でアレルギー専門医は私だけですし、ちゃんとした負荷試験をやっているのも当院だけだからです。

でも、他はかかりつけ医が書いているものと思われます。診断書は、間違っていれば事故が起こります。できれば、専門医が記載すべきものだと思っています。

ただ、他院に通っている患者さんからすれば、かかりつけ医でも食物アレルギーは診れると思っているでしょうし、寸分の狂いもない診断書を書いてもらえると信じているのだろうと思います。

通常は、負荷試験をせずに食物アレルギー診療はできないとされます。ということは、診断書は正確でないものが書かれてしまうことになってしまいます。

となると、園や学校に迷惑をかけてしまうので、非専門医の先生は、専門医に紹介状を書いて、正しい診断書を提出すべきなのですが、自慢じゃないですが、当院は誰からも紹介はありません。

これは全国的な傾向で、非専門医が正しくないであろう診断書を書くことが多いようです。もちろん、正しく書かれることもあるでしょうが...。

ありがちなのが、ピーナッツにアレルギーがあり、ナッツ類がすべて除去になってしまうこと。また、エビアレルギーがあると、甲殻類、軟体類、貝類に魚卵もセットで除去になってしまったりします。

これは間違っていることがほとんどで、本当ならどれも負荷試験を行って、何が食べられて、何が食べられないかと整理してあげる必要があります。しかし、そのように記載している医師は決して少なくないと思われます。

その結果、何が起こるか?。そういった診断書を提出された園や学校は何ら疑うことなく、100%忠実に除去を行わなければなりません。となると、しなくていい除去もあり、園や学校の先生は無駄な努力を行い、、無駄に注意を払うことになります。

本来、食べると危険な食材だけ除去を行うべきですが、そういう原則を守らない医師は多いようです。

食物アレルギーの治療は、必要最小限の除去ですが、そうなるのは夢のまた夢のようです。

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