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見極める
2020/03/09
何を見極めるのかというと、アレルギーに関する良医とヤブ医者のことです。

以前も書いたことがありますが、近所にラーメン屋ができたとすると、試しにちょっと入ってみようという気になったりします。“当たり”なら、今後も贔屓にしようと思うし、“ハズレ”なら2度と来るまいと考えるでしょう。

けれども、医師に関しては、どういう訳か全幅の信頼を置いてしまいます。お医者さんのいうことは100%正しいと思ってしまいます。

アレルギーは、慢性の経過をとる病気で、治りづらいのが特徴です。となると、取り扱いが難しいのだろうと思います。

例えば、溶連菌にかかると、抗生剤が特効薬的に効くので、翌日には症状が改善することがほとんどです。診断キットもあるので、診断も治療も容易で、研修医であっても対応できると思います。

それとアレルギーとは、真逆であり、診断や治療法が医師によって大きく変わったりするのが現実でしょう。アレルギーは以前とは治療が変化しており、専門医かど非専門医かでも大きな差が生じてしまいます。ちなみに、世の中の9割以上が非専門医だと思います。

専門医だから、間違いないかというと、そうとも言い切れません。アトピー性皮膚炎の治療や、食物負荷試験の実施の有無などは、専門医の間でも差が生じているようです。

アレルギーに関して、良医かどうかを見極める方法を最近見出しました。ズバリ、治そうとしているかどうかだと言っていいのではないかと思っています。

「アレルギーは治るの?」と思われるかもしれませんが、早期発見、早期治療を心掛ければ、意外と治るのかなと思い始めました。

すぐには治りませんが、治る方向をまっすぐ見据えて、諦めず治療してくれる医師は、間違いなく“当たり”ではないでしょうか?。

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