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日本の現実
2020/03/16
日本でも新型コロナウィルスが広がってきているようです。

敵が目に見えないだけに、対応は難しい。イタリアやスペインは一気に流行が拡大しており、日本はその点で持ちこたえていると言えるのかもしれません。

ただ、一部の人が言っているように、進行を完全に止めることはできないでしょうから、拡散のスピードを遅くすることでしょう。一気に患者が急増して、医療機関になだれ込めば、病院はパンクしてしまいます。

ですから、拡散をゆっくりさせることは非常に重要です。この点で、「ウィルス」VS「人類」の戦いは、ウィルスの方が一枚も二枚も上手なのだろうと思っています。日本という国にとっても、ウィルス対策は弱点のひとつだろうと考えています。

アレルギーも一緒ですね。日本には多くの「アレルギー科」を標榜するクリニックがありますが、私の目から見てちゃんとやれているところは、極めて少ないのが現状です。

確かにアレルギーは慢性疾患で、治りづらいのが特徴です。しかし、症状を安定させ続ければ、治る可能性だってあると考えています。

ところが、専門でない医師は、治そうとすらしていない...。そこが弱点なのだろうと考えています。

先日、気道過敏性試験を行いました。長らくぜんそくで通院していた患者さんは、高校受験に合格されました。

小さい頃から診ていたので、以前はぜんそく発作が時々見られていましたが、最近はだいぶ安定しており、ぜんそくの治療をやめていいかどうか判断するための検査が気道過敏性試験なのです。

結果は、少々厳しく見れば、クリアしませんでした。ぜんそくの試験の方は、ギリギリ「不合格」の判断です。まあ、これが現実ですので、本人も親御さんも現在の立ち位置が把握できたのだろうと思っています。

気道過敏性試験で100%ぜんそくが治ったかどうかを判断できる訳ではありませんが、かなりの精度を持っていると捉えています。この気道過敏性試験をやっている医療機関は、全国でどれだけあるのでしょうか?。

食物負荷試験の実施施設を示したホームページもありますが、気道過敏性試験をやっている施設を表したホームページは存在しませんし、少ないところでは県に0から1施設なんてところもありそうです。

新型コロナウィルスのPCR検査が必要なケースにもなされていないと繰り返し報道されていますが、ぜんそくの治療をやめていいかどうかの判断材料になる気道過敏性試験もほとんど実施されていないのが、日本の現実です。

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