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淘汰
2020/07/18
鹿児島で医師の不祥事がありました。

男性医師が、女性患者に看護師もいない個室で不適切なことをしたそうです。最近、ネットニュースで、今まで報じられなかったようなことまで、報じられます。

ネットニュースの下の方に、みんなの意見というようなコーナーがあって、ニュースの記事に関して、一般の人が様々な意見を述べています。

医師に対して、手厳しい意見も並んでいます。ある意見です。医師の数を増やすべき。医師会は増やすと医師の質の低下を招くというが、今回逮捕、有罪判決の医師が、また働ける現状がおかしい。競争原理で、ダメな医師は淘汰される環境が大事だと述べています。

通常、医師は「お医者さん」と呼ばれることが多く、医師というだけで、“聖人君子”のようなイメージを持たれることがあります。

もし“聖人君子”なら、こんな事件は起こさないし、脱税とか、有罪になるような事件を起こすこともないはずです。

たまに書いていましたが、医師は誤診しても、診療報酬が満額支払われるシステムになっています。チェック機構がほぼないからです。医師がそうだと言えば、そうなってしまうのです。

人間、そんな環境下に置かれてしまえば、どうかなってしまうと思います。勘違いしてしまう医師もいると思います。

アレルギーの世界も、医師が誤診を繰り返して、適切に治療しないがために、病気がどんどん治りづらくなってしまっています。さらに、自分の手に負えなければ、専門医に紹介すべきなのに、紹介もされず、悪化し続ける患者さんを大勢診てきました。

ある人のコメントのように、競争原理が生まれづらく、自分の都合のいいように患者さんを言いくるめることも難しくないし、そう向かわせることは、簡単です。患者さんは、医師の言うとが絶対だと思うからです。

私も、ダメな医師が淘汰されるようにならないと、日本の医療のためにもよくないと思っています。

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