9月7日は、当院の13歳の誕生日でした。 その日は、アレルギー専門医から1年は小麦の除去と言われ、セカンドオピニオンで当院を受診された患者さんが、地道に積み重ねることで、1年でうどん200gを食べられるようになったことを書きたくて、書けませんでした。 医院の誰も「13周年ですね」とも言ってくれず、、皆忘れてしまっているようです(汗)。まあ、そんなものでしょう。 開業したのは、毎日アレルギー外来をやりたかったから。お陰様で、ほとんど休むことなく、アレルギー外来をやれています。毎日、だいたい楽しくできてると思います。 当初、こだわっていたのはぜんそくと食物アレルギーでした。食物負荷試験をやることで、食べられるかどうかの判断を行なっていました。 当時は、今ほど明確に分かっていた訳ではないのですが、食べらそうな加工品は食べさせていくと考えていました。 今は、“濃いもの”を食べると症状が誘発される可能性があるので、まずは“薄いもの”を食べさせていき、もっと食べられるように“育て上げていく”ことの重要性を理解しているつもりです。そうすると、食べられる量が増えていくことが期待できます。 しかも、年齢が若ければ若いほど、融通が利くというか、治りやすいことが分かりました。その辺りから、「除去すべきではない」、「除去は何も生まない」と考えるようになりました。 やはり、医師は患者さんから多くを学ばせていただいていることを実感しています。これからも14周年、15周年、16周年と継続していくつもりです。 今後とも、よろしくお願いいたします。 |
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