小児科 すこやかアレルギークリニック

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やるべきこと
2020/09/10
昨日も触れましたが、当院は13周年を迎えました。

開業を思い立った理由が「毎日、アレルギー外来ができる」ということでした。もう13年もやっていることになります。

それだけやって、もう飽きたか?。全然そんなことはありません。いまだに新鮮な気持ちでやれているように感じており、私には開業医としての生き方が合っているのかと思ったりします。

根底にあるのは、アレルギーに対する興味が尽きないということでしょうか。開院時にぜんそくと食物アレルギーにチカラを注いでいて、食物アレルギーの診療に不可欠な食物負荷試験にこだわっていこうと考えていました。

当時から徐々に言われ出した「必要最小限の除去」を実践するためでした。食べられるものは食べさせてあげたいと考えていました。開院当初から、完全除去にはしない努力をしていました。

次第に免疫療法という考え方が出てきて、食べさせることで、徐々に食べられるようにする戦略が取られるようになってきました。

「どうしたら治すことができるのか」という命題に取り組んできたつもりなので、従来からの徐々に食べさせるというのを継続すればいいんだなと考えていました。

今は、早期発見、早期治療の考え方が正しいんだなと考えていて、いかに低年齢から無理せず、しかし確実に食べさせていくことが大切という考えに至っています。

この方法が、食物アレルギーを治す方法だと考えています。こうやって、13年もの間、ともすると同じことの繰り返しで、飽きてしまい、ヤル気を失ってしまうかもしれないのに、いつも新鮮な気持ちでやり続けてこられたのは、常に「どうしたら治せるのか」と考え続けたからなのかなと思っています。

じゃあ、「もうやることないじゃん」なんて心配はいりません。0歳で受診してくだされば、ほとんど治ると思っています。中には、年齢が上の治りづらい状況で受診される患者さんもいます。そういった患者さんをいかに治せるようにするか?。

興味は尽きないし、“やるべきこと”もなくなりません。

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