大胆なタイトルですが、たまに外来で言う言葉です。 先日も食物アレルギーの相談に、赤ちゃんが受診されました。当院のスタッフが、私の診察前に入念に問診を取ってくれています。 生後1ヶ月から湿疹が出ていて、乳児湿疹と診断されている、湿疹が良くなったり、悪くなったり、卵白がクラス3。カルテの問診の部分に目をやっただけで、そういう言葉が飛び込んできます。 近くの小児科で治療を受けていたようです。敢えて言いますが、診断も治療も卵アレルギーの診断も、諸々正しくなさそうです。 一般的には、こんな感じで説明されていると思います。 “乳児湿疹”があり、ステロイド軟膏を薄く塗って、よくなったら塗るのをやめてください。徐々に治ってきます。湿疹には食物アレルギーが関与していることがあるので、検査してみましょう。卵白がクラス3でした。卵アレルギーがありますね。卵は離乳食には使わずに、除去してください。 ざっと、こんな感じでしょうか?。私なら、この対応に点数をつけるとすると、ほぼ0点でしょうか。変に“洗脳”されていると思われ、私の説明をしっかり聞いて欲しいので、「今まで言われたことは全て忘れてください」と言うことがあります。(つづく) |
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