小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

安易な除去
2020/09/26
食物アレルギーの診療で、一番やってはいけないことは、“安易な除去”だと考えています。

「とりあえず除去しておきましょう」なんて言われることもありますが、ダメだと思っています。常に攻めの姿勢で、必要最小限の除去を心掛けるべきでしょう。

例えば、ミルクを50mlほど飲んで蕁麻疹が出たという患者さん。ミルクアレルギーがあるのに、ミルクをそれだけ飲めば、症状が出るのは当たり前と言えるかもしれません。

私なら、すぐに負荷試験をやるでしょう。負荷試験で50ml飲ませれば、症状が出るのは当たり前ですよね?。

10から20mlの負荷試験をやったらどうでしょう?。それで何も起きなければ、10mlなり20mlを日頃から飲んでも大丈夫ということが分かります。

ミルクを10mlとか、20mlを飲める人が、「とりあえず除去しましょう」なんて言われて、メリットは何もありません。かえって、飲めなくしてしまうかもしれません。

こういうことを“安易な除去”と言っています。そう考えると、世の中、根拠のない、“安易な除去”が蔓延しているものと思われます。

<<前の記事 一覧 次の記事>>