学会の準備をしています。 ゆっくりと進めていたのですが、やはり締め切り直前になってしまっています(汗)。 生後まもない“湿疹”からアトピー性皮膚炎を見つけ出し、その後に続いてくるであろう、食物アレルギーの経過を追っています。 今回、対象となった生後まもない“湿疹”を持つ赤ちゃん数十名のうち、4割強が卵、乳、小麦などのどれかがクラス2以上になっていました。 数字が上がっているのを気づかずに離乳食を進めて、食物アレルギーを発症してしまう人もいますが、今回は事前に検査陽性を確認しており、負荷試験を行って確実に食べられるものを食べさせるようにしていました。 卵なんて、軒並み卵焼きまで食べられるようにしていたのですが、一人だけ卵クッキーでさえ食べてくれずに止まっている子がいました。ちなみに乳、小麦は今回の中では数名だけですが、いずれも食べられるようになっています。一人はミルクでアナフィラキシー まで起こしているお子さんでさえもです。 少なくとも、食物アレルギーに傾いて、卵や乳が陽性化しているのが分かっているようなら、負荷試験で食べられる量を徐々に増やしていけば、ほとんどが発症を“予防”できるのだろうと思っています。 このやり方が普及すれば、食物アレルギーなんて相当減らすことができるのでしょうが...。 |
<<前の記事 | 一覧 | 次の記事>> |