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知識と熱意
2020/10/24
今月、オンラインで開催される学会の準備が終わり、ホッとしているところです。

しかし、スロースターターの私は、いつも直前になって苦労するので、次の学会の準備を始めています。

「食物アレルギーを減らしたい」、そう思っています。「いや、そんな広大なテーマは、専門病院が研究することでしょ」と言われてしまいそうです。私のような「田舎の開業医に何ができるの?」って話ですよね。

いやいや、そうでもないんです。そもそも食物アレルギーは、いつ頃始まるでしょうか?。

私の見立てでは、生後1、2ヶ月です。「そんなに早いの?」と思われるでしょう。そうなんです。食物アレルギーは「経皮感作」から起こるのはご存知だと思いますが、アトピーの“湿疹”は生後1、2ヶ月でで始めることが多いようです。

生後1、2ヶ月の時点で軽い“湿疹”が出たら、どこを受診されますか?。食物アレルギーの日本の第一人者のいるような大病院を受診されますか?。

まあ、現実的には近くの開業医ですよね?。しかも多くの親御さんが、食物アレルギーの「しょ」の字も意識していない状況でしょう。

要は、日本の第一人者が最も手を出しにくい時点からスタートが切られているので、そこをあぶり出せるのは、知識と熱意のある開業医ということになりはしませんか?。

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