小児科 すこやかアレルギークリニック

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バナナ
2020/11/12
先日、バナナの負荷試験が同じ日に2人いました。

滅多にないことです。1人はキウイでアレルギー症状が出たため、他院で「バナナも除去」と指導されたお子さん。

普通は、キウイで症状が出たから、バナナもダメってことにはならないと思います。まあ、医者の言う除去って、根拠の薄いことも結構あることです。ですから、この患者さんは、食べられることの証明のための負荷試験という感じです。

もう1人は、以前、当院でバナナの負荷試験を行い、アレルギー症状が誘発されていました。

この患者さんは、当院で症状を確認しており、バナナアレルギーは確定しています。その後、しばらく食べていない状況が続いています。やはり、食べる努力は必要だろうと考えています。ですので、少量でも食べられる量を設定するための負荷試験です。

結果は、前者は、問題なく1本食べられることを確認しています。後者は、多く食べさせると、症状が出ることは分かっていますので、症状を起こさず、自信を持ってもらうための負荷試験です。少量食べられることが判明したので、家でも食べてもらおうと思っています。

食べていれば治るのかどうかは、十分な根拠があるかははっきりしませんが、個人的には食べさせるべきだと考えています。

先日は、バナナの負荷試験を2件行った訳ですが、当初の目的は達成できたと考えています。

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