小児科 すこやかアレルギークリニック

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なるべく早く
2020/11/13
もうまもなく11月中旬。

2020年もあと1ヶ月半ですかぁ。今年は学会がほとんどありませんでした。4月の学会は延期となり、後半はオンラインでの開催になっています。

学会で、専門病院の発表を見てみると、いかに少量を摂らせて、症状を起こさないかという内容が多いようです。

この動き、当然だと思います。これまでは、負荷試験は白黒をつけて、食べられるかどうかを区別するだけのものだったように思います。

これまでも、たまに触れていましたが、「白」だったら問題ないのです。除去することなく、食べられることが分かった訳ですから。「黒」だったら問題です。食べられないことが分かっただけならまだしも、無理やり食べさせて、症状を起こし、しかも患者さん本人が食べることで恐怖を味わうのです。「もう辛い思いはしたくない」、「絶対に食べたくない」ってなりますよね?。

医師の勧めで負荷試験をやったのでしょうから、医師のせいで恐怖を味わったことになります。二度と食べたくないという思いに、ダメを押してしまうことになります。

ですから、症状を起こさないように、丁寧に食べさせていくという方針は、重要です。

学会発表の内容をパラっと見た感じでは、食物アレルギーを早く見つけ、なるべく早く治すという発表は、あまりないように見受けられました。

でも、これが一番大事なポイントだと思っています。個人的には、病気は早く見つけて、早く治す。アレルギーも一緒だと思っています。

1日も早く、多くの医師にここに気づいて欲しいと思っています。

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