小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

耳鼻科で
2021/03/17
当院はアレルギーにこだわった診療をしています。

そうすると、季節の影響を受けることがよく分かります。例えば、この春。ようやくここ新潟でも、雪が溶け、一気に春が加速しています。

大雪だったので、春が待ち遠しかったのですが、その分、寒暖の差が見られます。その影響が大きいと考えていますが、「咳」と「鼻」の患者さんが多いのです。

ぜんそくだったり、アレルギー性鼻炎、スギ花粉症なのでしょうが、例年よりも「咳」も「鼻」も出やすくなっています。

親御さんも真面目に治療しているのに、「なぜうちの子だけ」と考えがちですが、こういうことを話すと、うちの子だけではないことが理解してもらえます。

他の地域では、スギ花粉はもっと前から飛ぶのでしょうが、新潟は2月は杉の枝に雪が積もっているため、雪解けを待ってから、一斉に花粉が飛散するように感じています。

今年も最近になって急に花粉症症状で受診されるお子さんが増えました。それは、耳鼻科も一緒だと思っています。

先日、こんなことがありました。耳鼻科からスギ花粉症と診断されているという患者さんが受診されました。

採血により、スギの感作を確認してみると、何とスギはクラス0でした。スギ花粉症でしたら、基本的にスギの検査は陽性になるはずです。

絶対に違うとは言い切れませんが、スギ花粉症ではない可能性は十分あると考えています。

新潟は、スギ花粉はゴールデンウィークくらいまで飛ぶので、スギ花粉と診断がついているのであれば、その間の治療がよろしいかと思いますが、スギでないとなると、いつまで治療すべきか分からないことになります。

スギ花粉の時期だから「どうせ、そう決まっている」なんて感じで診断しているのでしょうが、ちゃんと診断する必要があるのは明らかだと思っています。

<<前の記事 一覧 次の記事>>