小児科 すこやかアレルギークリニック

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あと一歩
2021/07/16
先週の学会で、卵、乳、小麦という小児に多い3大アレルゲンを早期から食べさせているという発表をしました。

結果は、95%以上治っていました。もちろん100%を目指していますが、どうやっても食べてくれず、食べられるかどうかの判定が行えない状況に陥っています。

この程度で満足はしていませんが、「悪くはないな」と感じてはいます。

昨年、アトピーから食物アレルギーとなり、卵白クラス5、ミルク3、小麦5ときっちり高くなっているお子さんが受診されました。

通常だと、プロバビリティカーブに照らし合わせて、除去なんてなってしまうのでしょうが、時々この場で書いているように、食物アレルギーは除去してはいけないと感じています。

先日はカステラの負荷試験でした。つまり、卵アレルギーの確認ということになります。卵白は先ほど示した通り、クラス5でした。しかし、カステラを問題なく食べることができました。

秋には卵焼きで負荷試験ができ、多分卒業できるでしょう。実は、その他の乳と小麦は負荷試験を繰り返し、食べられるようになっています。

ホントにホント、あと一歩の状況です。日頃から診療中にも早くから食べさせると、たいてい治ると言っているので、ウソつきにならずに済みそうです(笑)。

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