週末は学会がありました。 従来だと土曜を休診にして学会参加していたのですが、最近はオンラインで開催されています。いい時代になったものです。 ただし、学会特有の雰囲気ってのがあって、廊下で知り合いにバッタリ会ったりなど、会場に出向くというのも良かったりします。 学会では、食物アレルギーが猛威を振るっています。表現が変ですが、以前は食物アレルギーの会場といえば、狭くて、学会最終日の午後にやったりと、かなり肩身の狭い思いをしたものですが。 最近では、第一会場といって、一番人を多く収容できるホールが使われます。そこに多くのドクターが押し寄せるという状況です。 アレルゲンを少量食べさせてみるというのが流行りのようです。「たまこな」という卵を粉にしてものが製品化されており、食物負荷試験にも使えるようです。それを使った発表も見受けられました。 少量食べさせてみて、安全でしたという発表が多かったように思います。食物アレルギーは多く食べれば、強いアレルギー症状を起こし得るので、少なく食べさせれば、症状が軽いのはある意味当然といえます。 当院は、開業前から加工品を用いて卵などの負荷試験を行ってきました。症状はほとんど起きません。もう10年以上前から学会で発表しています。残念ながら、ぜんぜん注目されてきませんでした。 ようやく時代が追いついてきたという風に理解したいと思います。 |
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