小児科 すこやかアレルギークリニック

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2021/10/13
学会は数年毎に食物アレルギーの全国調査を行っています。

2020年に発表された論文によると、原因食品は多い順から「卵」、「乳」、「小麦」、「木の実類」、「ピーナッツ」となっていました。

それまではずっと「卵」、「乳」、「小麦」、「ピーナッツ」の順だったので、「木の実類」が躍進?したことになります。これは大きなニュースで、私も講演の時に強調しています。

「木の実類」と言っても、いくつかのナッツ類の集まりですが、その多くが「クルミ」であり、ついで「カシューナッツ」で、この2つだけで80%以上を占めています。要するにクルミとカシューナッツに気をつけなければならないということです。

先週末、アレルギー関係の学会がありました。そうしたら、木の実類が4位に躍り出た報告が出たばかりと思っていたのですが、実はその次のデータも揃い始めているようで、一部公開されていました。

何と、「木の実類」が3位にまで上がったということです。これまでずっと卵、乳、小麦が多く「3大アレルゲン」と称されてきたのですが、その一角の小麦が4位に転落、そして「木の実類」がのし上がってきたのです。

昨日もクルミの入ったお菓子を食べて蕁麻疹が出たというお子さんが受診されました、当院でもクルミなどの木の実類の台頭を肌で感じることができます。

クルミ、カシューナッツには是非ともお気をつけください。

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