来月のアレルギー関係の学会に向け、スライドの作成中です。 簡単に内容に触れると、卵、乳、小麦について自宅で食べさせてアレルギー症状を起こした赤ちゃんに着目しています。 食物アレルギーは、抗体価が高くても食べて何も起きなければ、「食物アレルギーはない」と判断しますから、これらのケースは「食物アレルギーあり」と診断されるケースです。 共通しているのは、例えば乳アレルギーですが、アレルギーがあるとは疑ってもいないので、かなりの量を与えてしまっています。30mlとか、150mlなんてお子さんもいました。 これらの患者さんが、そんなに沢山のミルクを一気に飲んでアナフィラキシー を起こしているかと言えば、そうではありません。 当院で診ている重症な乳アレルギーですと、ミルクや牛乳が0.1mlと飲むことができません。こういう患者さんがミルクを30mlとか、150ml飲むのは夢のまた夢という感じでしょう。 この辺に食物アレルギー攻略のカギがあると思いませんか?。 |
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