小児科 すこやかアレルギークリニック

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上越市で事故2
2022/08/02
昨日、上越市での食物アレルギーの事故の報道について述べました。

担任でない教師が、本人がお代わりをいらないと食器を手で覆ったにもかかわらず、隙間からおかずを入れて、半ば無理やり食べさせた格好です。

本人が給食後に担任に誤食について報告し、発覚したようです。記事によると誤食の可能性があれば、症状が出ないか経過観察を行ったり、アレルギーを抑える薬を内服させるというマニュアルがあったそうですが、学校側はいずれもしなかったそうです。

生徒が帰宅した後に薬を飲んだそうで、よほど心配だったとうかがえます。兎にも角にも何も起きずよかったと思います。

実は、この生徒が小学校の時にも誤食事故があり、じんましんが広がったそうです。親御さんからすれば、2回目ということで腹に据えかねたものがあったと思われます。それで事故の公表をお願いしたにもかかわらず、教育委員会側がなかったことにしようとしたというのが実情だろうと推測します。

マニュアルでは、食物アレルギーの患児にはお代わりを禁じているにもかかわらず、嫌がる生徒に無理やりと言っていい感じで食べさせたことに大きな無理解を感じます。

さらに隠蔽体質と言われても反論できないと思いますが、保護者が事故のあったことを公表してくれとお願いしたにもかかわらず、個人情報を盾に公表せず、おそらく保護者に促されてやむなく2ヶ月遅れで公表したという部分にも闇を感じます。

私の地元は問題の多いところだと言わざるを得ません。

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