昨日、アトピー性皮膚炎がキチンと診断、治療されていないことに触れました。 アトピーだけかと言えば、現実はそうでなかったりします。 ぜんそくが“風邪”と診断されていたりします。 アトピー性皮膚炎の場合、最初は軽い湿疹だったりするので、それを“乳児湿疹”と診断する医師が多く、経過が長かったり、かゆみを伴うとアトピー性皮膚炎と診断すべきなのですが、一旦医師の頭に“乳児湿疹”とインプットされてしまうと、そこから抜け出せないようです。 実は、ぜんそくも同様だと考えています。当初は“風邪”と診断していて、だんだんゼーゼーを繰り返すようになるのですが、一旦“風邪”とインプットされてしまうと、「風邪を繰り返している」と考えてしまうように思います。 ぜんそくの場合、アトピー性皮膚炎と違って経皮感作を許し、食物アレルギーを合併させることはないと思いますが、ぜんそくだと確率的にアレルギー性鼻炎を合併することが多いと思います。これも“アレルギー性鼻炎”とは診断されていないことがほとんどです。 こういうケースでは、ぜんそくやアレルギー性鼻炎の存在を疑い、冷静に見極めて診断する姿勢が大切なんだろうと考えています。 |
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