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どれが一番...
2022/10/24
ぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、どれが一番治りにくいか?と聞かれたら、アトピー性皮膚炎と答えると思います。

ぜんそくも食物アレルギーも重症化するとほとんど治らないのは事実だろうと思います。それでもアトピー性皮膚炎なのか?。

少し前に述べたようにぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーは適切に診断されていないことhが少なくないと思います。

ぜんそくは“風邪”とか“気管支炎”と診断されやすいですが、逆に医療機関にかかった上でそう診断されています。“風邪薬”などで咳止めが処方されています。

食物アレルギーは除去するのが良くないのであって、知らずに食べていると、自然に治ってしまうこともあろうかと思います。

一方、アトピー性皮膚炎です。“乳児湿疹”や“乾燥肌”とか言われ、キンダベートなどの弱いステロイド軟膏や保湿剤がちょっとだけ処方されるのみです。

掻く動作も悪化要因とされますが、お子さんは掻いてしまいます。しかし、医者にかからず様子をみることも少なくないし、塗っても中途半端な量のステロイド軟膏です。

ある意味、積極的に治療されているのが食物アレルギーであり、中途半端に治療されているのがぜんそく。ほとんど放置されているのがアトピー性皮膚炎と言えるのではないかと思うのです。

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