食物アレルギーの診療をやっていると、幅があることに気づきます。 重症な患者さんだとごく微量で症状が誘発されてしまうし、その逆に軽症だと症状に気づかないくらいかもしれません。 例えば、卵焼きを食べたり、牛乳を飲んで口の周りが赤くなったとします。赤くなったと気づいて、次に与える時に少なめだったら症状が出ないことになります。 「あぁ違ったんだ」とまた与え、そうこうしているうちに治ってしまうなんてこともあるのだろうと思います。 中には生卵を食べると症状が出るのに、加熱卵を食べ続けていて、そうこうしているうちに生卵も食べられるようになっていたという人は潜在的に多いと思います。 きっと食物アレルギーの超軽症って、そんな感じなんだろうと考えています。 |
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